毎年6月10日は時の記念日です。
今回は時の記念日に子ども達と時計や時間について考える絵本を5冊紹介したいと思います。
是非絵本選びの参考にされてくださいね。
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時の記念日とは?
日本で初めて時計によって時間を知らされた日
671年、当時の天智天皇は漏刻という水時計を作りました。
画像引用:漏刻 Wikipediaより
そして6月10日、天智天皇にこの水時計により時間を知らされたということが日本書紀に記されていたそうです。
時の記念日の歴史深い、日本の記念日でもありますね。
時の記念日におすすめの絵本5選
とけいのえほん
出典:とだ こうしろう 戸田デザイン研究室
1冊目は「とけいのえほん」です。
こちらの絵本はとても内容がシンプルになっています。
開いて右のページには時計のイラストとその時間がひらがなで描かれており、左側のページにはその時間にどんな物事が起こっているのかが描かれています。例えば「ごぜん8じ」だと子ども達が登園する姿のイラストになっていますね。
そのようにシンプルに構成されている絵本ですので、視覚で直観的に「この時間はこんなことをしている!」とイメージがわきやすいです。
初めて時計や時間に触れるための導入として、この絵本はとても使いやすいのでおすすめです。
とけいのえほん (知育えほんシリーズ) [ とだ こうしろう ] 価格:1760円 |
とけいのほん1 2
出典:まつい のりこ 福音館書店
2・3冊目はまついのりこさんの「とけいのほん」です。
1つ目に紹介した絵本は言葉も少なく、とてもシンプルな絵本でしたが、こちらの絵本では登場するどんぐりさんやゆうれいさん達と一緒に、時計の読み方を学ぶことができる物語となっています。
1では時計の読み方、2では分刻みまで教えてくれます。少し幼児さんには内容が高度になってもきますので、ある程度数字が読める、時計が見れるようになったくらいの子たちに読んであげると、一緒に考えながら楽しむことができます。
とけいのほん 2冊セット (幼児絵本シリーズ) [ まついのりこ ] 価格:1980円 |
時計づくりのジョニー
【内容紹介】
ジョニーは手先が器用で、ものを作るのが大好きな男の子。ある日、ジョニーはほんものの大時計を作ろうと心に決めます。ところが、両親や先生は「そんなことできっこないよ」と、まるで相手にしません…。はたして、ジョニーの大時計はできあがるでしょうか。
出典:エドワード・アーディゾーニ こぐま社
対象年齢があがり、少し話も長くなりますが、こちらの絵本は時計作りを題材とした物語となっています。
ジョニーは小学生くらいのものづくりが好きな男の子で、彼が「時計を作りたい」と時計作りに挑戦するのですが、まあ周囲の人が冷たいです。なんというか、筆者も子どもの頃に憧れていた夢を親にボロクソ言われて諦めてしまった苦い思い出があるのですが、それを少し思い出しました笑
ですがジョニーは諦めません。周囲から何を言われても、うまくいかないことがあっても挑戦します。
やりたいことが心の中に芽生えた時、それが人として成長するためのエネルギーとなることを伝えてくれる作品です。
価格:1430円 |
番外編:おじいちゃんがおばけになったわけ
【内容紹介】
おじいちゃんは、土にも天使にもならずに、なんと、おばけになっちゃった。いったいどうして? 心に沁みいるデンマークの傑作絵本。
出典:キム・フォップス・オーカソン/エヴァ・エリクソン あすなろ書房
最後に紹介するのは時の記念日・・・とはあまり関係のない絵本です。番外編としてご紹介します。
こちらの絵本ではエリックという男の子のおじいちゃんが亡くなってしまいます。しかしひょっこりとおじいちゃんがおばけになってエリックのもとに現れました。
おじいちゃんはパパにもママにも見えず、エリックにしか見えていないようです。なぜおばけとしてエリックの前に出てきてしまったのか、おじいちゃん自身にも分かりません。
なので二人は考えます。なぜおじいちゃんは成仏していないのか、想い残りはあるのか?と。
そして2人は数日間、夜になると様々なおじいちゃんの思い出を振り返ります。
この思い出を振り返っていく場面が、人生というものを感じさせます。そして「過去を振り返る」という行為も、「時間」という概念の大切な1つなのではないかと思います。
少し切なくなるような、大人でも楽しめる作品です。
おじいちゃんがおばけになったわけ [ K.F.オーカソン ] 価格:1430円 |
最後に
本日6月10日は「時の記念日」ということで5冊の絵本を紹介しましたが、いかがでしたか?
現代人は時間に追われて、慌ただしく過ごしがちになっているかもしれません。
絵本に触れながら時間の過ごし方や時間について、子ども達と一緒に大人も振り返ってみてはいかがでしょうか。
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