みなさんは子ども達と散歩や野外活動に出かける時には何を持っていきますか?
救急セットや笛等、常備するものは当然として、筆者が子ども達と山や野原で散歩するときにはできるだけ持ち歩くようにしているものがあります。
それは図鑑です。
でも、図鑑を持ち歩くなんて荷物になるし大変ですわ・・・
その気持ち、よく分かります。ですが、それ以上に子ども達にとって良いこともたくさんあるんです。
今回は図鑑を散歩に持っていくメリットとデメリット、また実際に持っていく際のおすすめの媒体を紹介します。
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図鑑を持っていくことによる利点とは?
↑実際に筆者がよく持ち歩く図鑑
図鑑を散歩に持っていくメリット
子ども達との散歩や野外活動時に、実際に図鑑を持っていくと以下のようなメリットがあります。
・ 戸外で自然を観察しながら調べることができる
・ 大人と子ども、子ども同士でコミュニケーションを図ることができる
・ 実際に図鑑を手に取り調べることで、知識や探求心が育まれる
・ 自然に対しての感性がより育まれる
・ 写真だけでなくひらがな等の文字に触れる習慣になる
・ 保育・教育の質が向上する
実際に散歩中に見つけたものがあって「先生これなに?」と聞かれた時に、「なんだろうねー?」で終わってしまってもよいですが、そこで「じゃあ一緒に図鑑で調べてみようか」と伝えることで、1歩踏み込んだ保育・教育ができます。
実際に図鑑の写真と見比べながらページをめくって探し、目の前のものと図鑑のものが一致した時には「あった!これだ!」と嬉しそうな表情をよく見せてくれ、とても満足そうな姿を見せてくれることも多いです。
また、図鑑を複数持っていくことにより、それぞれの図鑑に載っている生き物や植物等の違いに気が付くこともありますよね。そういった時にも子ども達同士で盛り上がったりもします。それも貴重な体験になります。
以上のようなことから、図鑑を散歩や野外活動に持っていくことにより、遊びの幅が広がり、保育・教育の質が上がることが分かります。これは是非とも有効に活用したいですね。
図鑑を散歩に持っていくデメリット
次はデメリットを紹介したいと思います。
・ 荷物が増え、重い
・ 道路等危険な場所で立ち止まってしまう可能性が出てくる
はい、「重い」です。
これが割とデメリットになるかなあと思います。筆者は絵本バッグに詰め込んだりリュックに詰め込んだり、車の危険性がない場所では子ども達に分担して持ってもらったりしていました。ただ、荷物が増えると注意しなくてはならないことも出てくるので、そこは気を付けたいですね。
また、子ども達の興味関心が自然に向いていくのはよいことですが、車通りのある道路等で立ち止まったりするととても危険ですので、必ず車の通行がない場所や安全の確認がとれる場所でしか子ども達には図鑑を持たせませんでした。どうしても気になるものがあった場合にはスマホでさっと写真をとり、安全な場所に移動してからみんなで調べる等の対応が望ましいと思います。
以上のようにデメリットもありますが、それに対しての対処法というか、解決方法を次で紹介したいと思います。
散歩に持っていくおススメの図鑑
小型の図鑑を採用する
小学館や学研からは、小型の図鑑がバリエーション豊かに販売されています。また、小型といえど載っている内容はかなりマイナーなものまで載っていたりするので、「この生き物がなんだったのか調べ切らない・・・」といったこともあまりありません。
(どうしても図鑑だけで判別ができないときは、最終手段としてスマホでググるのも手です。)
また、実際に子ども達が持ち運ぶ際にもちょうどよい大きさで、観察しながら探すのにもぴったりです。
小さい図鑑ですので1冊1冊は軽いですが、それでも何種類も用意すると結構な重さになりますので、その日の活動に合わせて図鑑を準備するとよいかもしれませんね。
(筆者は見つけたものを何でも調べてほしかったので何種類も気合で持ち運んでいます)
小学館の図鑑 NEO POCKET -ネオぽけっとー 昆虫 (小学館の図鑑NEO POCKET) [ 小池 啓一 ] 価格:1045円 |
植物 (学研の図鑑LIVE(ライブ)ポケット 3) [ 樋口正信 ] 価格:1078円 |
タブレットに図鑑をいれていく
繰り返しになりますが、たくさんの図鑑を持ち運ぶのは重くて骨が折れますよね。そんな時に採用候補にあがるのはタブレットを使用することです。
アプリや電子書籍の図鑑をダウンロードしておけば、これ1つだけでなんでも調べることができる魔法のアイテムとなります。
今や学校の授業でも1人1つのタブレットで授業を受けるのは当たり前になった時代です。そんな便利なものをこういった戸外での現場でも有効に活用していきたいですよね。
ただタブレットには以下のようなデメリットがあります。
・ 導入にコストがかかる。
・ 紙の本をめくるという原体験ができない。
・ 子ども同士での情報のシェアが幼児には難しいか。
このようなデメリットもありますので、タブレットを持っていく場合は大人が管理しながら子ども達と楽しむのが大切かと思います。
子ども同士でシェアしやすいのはやはり小型の絵本のほうに軍配があがります。しかし、タブレットにはタブレットならではの良さがありますので、ケースバイケースで採用していくとよいのかもしれませんね。
図鑑を持って散歩に出かけよう!
今回は図鑑を持って子ども達と散歩に行くメリットとデメリットをお伝えしましたが、いかがでしたか?
筆者が以前勤めていた園で子ども達を散歩に連れていくときには、ほぼ毎回図鑑を持って活動に出るようにしていました。
そのおかげかは分かりませんが、子ども達も一つ一つの小さな自然に気が付くことが増えたし、感性も豊かになっていったように感じます。(あくまで筆者の主観です)
また、筆者自身も子ども達と様々な自然に触れたり、一緒に調べたりすることで筆者が子どもの頃には全く知らなかったような新しい知識や雑学をたくさん学んでいます。それもまた面白いものです。(無駄知識とも言います)
是非子ども達と散歩に行くときには図鑑を持って自然を散策してみてくださいね。日常の中に新しさや面白い発見が得られるかもしれませんよ。
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