数年前、勤務していた幼稚園で子ども達の驚いた声が聞こえてきました。
せんせい!カエルがおる!
お、またカエルさんか~。あんま触らないであげてね~。
せんせい!なんかカエルしろいよ!
!?
白いカエル・・・だと・・・?
そんなん見るしかねェ!
ってことで保育活動ほっぱらかしてカエルさんを見に行くと↓
ぬわぁんじゃこりゃあ~!?
白いカエル見たことありますか?
↑虫かごに入れて子ども達と観察会(保育活動ほっぱらかしました)
正体はアマガエル
実はこちらのカエル、正体はアマガエルなんです。あれ、でもアマガエルって緑色じゃないの?
あ、分かった!白いからアルビノってやつだ!・・・って最初見た時無知な筆者は思っていました。
写真引用:アマガエル Wikipedia
アルビノじゃありませんでした
生き物のアルビノ個体とはメラニン欠乏により肌が白く、瞳の色も黒くならないそう。
せんせい、なんでこのカエルしろいの?
この答えに即座に返せなかった筆者は、子ども達が白いカエルを観察している間に必殺技を使いました。
助けてGoogle先生!
アマガエルは擬態する
この白いカエルを見るまで筆者は知らなかったのですが、アマガエルには擬態能力があり、カメレオンのように体色を変化させる能力があるそうです。
なんてこった、彼(彼女?)は白いものに擬態していたってことかい!?
で、子ども達が見つけた場所を確認すると、確かに白っぽいコンクリづくりの水場にいました。
まじか、白っぽい場所にいたからこの子は白くなったってコト!?
ちなみにもっと調べてみると、さらに美しい水色のアマガエルの写真もありました。
アマガエルの世界は奥が深いですね・・・
観察後は自然の中にみんなで返しました
数年前、偶然子ども達が見つけた白いアマガエル。
観察後にはみんなで山に返しました。
山に返した後は体の色が緑色に戻ったのでしょうか。答えはカエルのみぞ知る。
子ども達もとても驚いていましたが、とても嬉しそうで、貴重な体験となったと思います。
筆者もアマガエルが体色を変えるという事実を知らなかったので、とても印象に残りましたし、勉強になりました。
みなさんも白いアマガエルを見つけたら是非そっと観察してみてくださいね。
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